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人間関係の悩みがある大人に大切な『アタッチメントと愛着障害』について❣️
どう『うまく人間関係を築くことができるか?』は、社会生活を送る上で大事なポイントになってきますよね。
そんな中で、
:私はなかなかうまくできないタイプで「私は人見知りなんです」という方も、
けっこう多くいるのかなとは思います。
もちろん、
うまくなくても社会人として立派な方もいますし、良い人生を送っている方もいますし。
そう感じている方はそれで良いと思います。
ですが、
この👇ような人間関係や社会生活で『生きづらさを感じている人』がいます。
・なんか周りの人に気を遣ってしまって、素直な自分ではいられない。
・人の目線が気になって、静かにしてしまって「おとなしいですね」と言われがち。
・人との関係に苦手意識があり、自分をさらけ出すのに臆病な自分がいます。。。
・人と交流することを心から楽しめていない私が居るのを感じます。
・逆に、損だと分かっていても、意地を張ってしまう自分がいる。
・いつもは周りに気を遣っているけど、たまに反発的な態度をしてしまう時がある。
・「失敗したらどうしよう?」「人にどうも割れているのだろうか?」が氣になってしまう。
・周りの雰囲気に敏感で、人間関係になんとなくいつも不安を感じている。
・人と会話をするのがとても苦手だと感じている。
・周りの雰囲気に敏感で、人間関係になんとなくいつも不安を感じている。
・こういうことが嫌なので、いつも一人で居ることを選んでしまう。
などなど。。。
このようなことを感じていて『こんな自分はダメなんじゃないか?』と否定的に感じてしまうなど。
=「なぜか?こういう行動や思考をしてしまうんです。。。」という
;あなたは『とても生きづらさ』を感じていませんか⁉️
このような方は、
もしかするとアタッチメント(愛着)の特性に「課題」があるのかもしれません?
アタッチメントを正しく知れば、より良い人間関係を築くヒントが見えてくる。
Q:「アタッチメントって何?」と思う人も多かと思います。
・『アタッチメント』とは?を大まかに書きますと;
:人は生まれるとすぐに、母親に抱きつきつかまろうとする。
そんな生まれながらに人間に備わっている本能的な欲求で、
育っていくためには、つかまり体に触れて、
安らうことができる存在が必要です。
その安心できる存在のスキンシップ不足から食欲が低下し、
ひどくなると衰弱死してしまうことがあるくらいで、
いくら栄養を与えたとしても、
抱っこが不足すれば子供はうまく育たない。
:子供が成長する上で
「母が子を抱っこすることは、乳を与えることと同じくらい重要」なのですね。
人はみな「不安や恐怖を感じた時に誰かにくっつくことで、安心しようとする」もの。
幼少期にこの「安心感」が満たされることが、
子どもの健やかな発達や、
大人になってからも人間関係や心身の健康に
影響を与えることが分かってきています。
そしてこの、
「不安や恐怖を感じたとき、特定の誰かにくっついて不安を解消し、
安心感を得ようとする欲求や行動」ですが、
そのくっつき方には、特に幼少期の親子関係の体験によって、
個人差があらわれてきます。
アタッチメントの個人差は、その人の人間関係の築き方の
クセや行動の傾向に現れてきます。
(;そのアタッチメントを日本語では「愛着」と訳されています)
:その傾向を「アタッチメント(愛着)タイプ」
または「アタッチメント(愛着)スタイル」と呼んでいます。
=『アタッチメントを正しく知れば、より良い人間関係を築くヒントが見えてくる』ということです。
少し前にNHKのいくつかの番組でも取り上げていたので、ご覧になった方もいるかな?
NHKの番組;
・アメリカのZ世代を中心にブームとなっている「アタッチメントスタイル」
https://www.nhk.or.jp/campaign/koe/kodomo/koe_kiji_attach1.html
・「NHKスペシャル」「あさイチ」「すくすく子育て」で放送
:子どもの幸福度に影響を与える“アタッチメント”とは?
https://www.nhk.or.jp/campaign/koe/kodomo/koe_kiji_attach.html
端的に書いていますので、👆リンク先へいって、読んでみてもいいと思います。
幼少期に築かれる「親子の愛着の絆」という安心感:愛着という「安全基地」
:愛着(アタッチメント)というのは、
親(もしくは親に代わる人物)と子の乳幼児期の生育環境などによって形成される
安定した「愛着の絆」が養われるかどうかという、特別な結びつきのことです。
>子供は母親といることに安心感を持つだけでなく、
安定した愛着が養われることで、
その子の安全が保証され、安心感で守られているという、
子供にとって愛着という『安全基地』が持てているイメージです。
この『安全基地』がしっかり確保されるとき、
子供は親がそばにいなくても、
次第に安心していられるようになります。
親子関係の「愛着の絆」がしっかり形成されると、
半永久的な持続性があり容易に消えることがないので、
親から離れた時も子供は「安心感」を持って行動ができてきますし、
安心して外界を冒険しようという意欲をもつことができます。
幼い頃にしっかりと守られて育ったと感じられた人
:「安全基地」を確保している人は、
外界のストレスにも強いので、大人になってからも自分をうまく守れるのです。
そして社会生活や家庭生活などにおいても、良好な人間関係を育めますし、
困ったとこがあったとしても人に相談することができ、
助けを求めることができる人を持つことができます。
(:このようなタイプを=「安定型」と言います。)
逆に愛着が脅かされる生育環境の場合の、特に深刻な状況の2つについて;
1)愛着対象(両親またはそれに代わる深いつながりの大人)が居なくなってしまった場合。
:死別や離婚によって母親が居なくなることは、
子供にとって世界が崩壊するに等しい過酷な体験ですね。
親への愛(愛着)の喪失感を感じてしまいますね。
2)守ってくれるはずの親から虐待を受け、安全が脅かされる場合です。
:子供は親を求めつつ、同時に「恐る」という相反する状況に置かれます。
その体験によってより身近な人の関係に「不安感」を
無意識的に感じてしまいやすくなります。
:親に「見放されてしまうのではないか?」という不安感や、
「 愛されたい。」「 認められたい。」という気持ちが満たされずに育った人は、
幾つになっても親(そう感じている人)に対して、
その気持ちを引きずるようになります。
それが社会生活や家庭生活など、より身近に(愛着を)感じている人に対して
無意識的に、過度に気に入られようとしたり、
困られたり反発する形になって表れることがあるのです。
それにより、
人間関係を壊してしまったり、うまく築けないを繰り返してしまうのです。
(:このようなタイプを=「不安定型」)
<1と2とまでではないとしても;>
:母親との愛着が不安定で「安全基地」として十分機能していないと、
子供は安心感を持って探索行動を行えないので、
対人関係や知的興味においても、無関心になったり
消極的になったりしやすいのです。(=不安定型)
それが大人になっても上記の『生きずらさ』を感じてしまうのにつながるのですね。
=この愛着スタイルの特性は、大きくは「安定型」と「不安定型」に分かれます。
(:人によって感じ方はグレースケールですが、
統計的に、成人でも3分の1は「不安定型」と言われています。)
職場や夫婦関係など、日常生活で、
この「生きづらさ」から、少しでも「お困り」を感じていたとしたら
(「障害」と書かれるとネガティブな印象が強いですね。そこまででなくても、)
:あなたのアタッチメントに「解決したら良いテーマがある」ということです。
(:愛着障害)
[NHKスペシャル]
良好な人間関係の土台となる”安心感” アタッチメント “生きづらさ”に悩むあなたへhttps://www.youtube.com/watch?v=Up7Pf5j_ACc&t=16s
この子供にとって親という「安全基地」のことが伝わる
「お父さんとお子さんの動画」が上のリンク先にあります。
『大人の愛着スタイル』について
:大きくは上記のように「安定型」と「不安定型」に分けられます。
そして不安定型は大きく「不安型(アンビバレント型)」と
「回避型」に分かれます。
・「安定型」(自律型)
:対人関係における絆に安定性があるタイプです。
自分が信頼している人が自分のことをいつまでも愛し続けてくれていると感じられていて、
愛情を失ってしまうとか、嫌われてしまうなどと思い悩むことはありません。
自分が困ったときや助けを求めたときには、必ず答えてくれると信じています。
なので、人に気軽に相談したり、素直に助けを求めたりもすることができるのです。
自分の考えや気持ちを素直にオープンに表現できてるので、
相手に対する理解も、その方が誠実にできやすいと感じられている。
そもそも周りの人の反応に、あまり左右されることがないので、
対人関係に心配することが少ないのです。
・「不安型」(とらわれ型)
:終始周りに気を遣ってしまう人で、相手の顔色を見ながら機嫌をうかがったり、
丁寧に挨拶ばかりしたりします。
相手の表情に対して敏感なのに、不正確に受け取りがちで、
「人に受け入れられるかどうか?」
「人に嫌われていないかどうか?」に関心が向きやすい。
少しでも相手の反応が悪いと、嫌われているのではないかと不安になり、
その不安から人に好かれようと過剰に反応したり、
自分が悪かったからだと否定的に受け止めやすかったり、
仕事などが手につかなくなり、気遣いばかりが空回りしてしまうのが
「不安型愛着スタイル」の特徴です。
・「回避型」(愛着軽視型)
:距離を置いた淡白な人間関係を好みます。
親しい関係や情緒的な共有を心地よいとは感じず、
人によっては重荷と感じやすい。
なので、親密さを回避しようと、距離を置く傾向にあります。
集団や組織に属していることも苦手で、縛られないととを望みます。
人に依存もしなければ、人から依存されることもなく、
他人に迷惑をかけないことが大事で、
自己責任を重視し自律の状態を最良と感じている。
また、葛藤を避けようとするので、
人とぶつかり合う状況が苦手で、
そうした状況に陥るくらいなら自分から身を引くことで
事態の収拾を図ろうとします。
人への積極的な関与を好まないのも、葛藤を避けるためです。
一方で、葛藤が抱えられずストレスが加えられると、
短絡的に攻撃的な言動に出やすく、
相手の気持ちや痛みに無頓着なので、冷静に見えて、
切れると暴発してしまうところがあります。
>これらは大きく分けると3タイプですが、
人のタイプは、いくつかが合わさっていることが多いのです。
特に、いずれもあると感じている人にの中には;
・「恐れ・回避型」(未解決型)
:愛着不安と愛着回避がいずれも強い傾向にあるタイプで、
対人関係を避けて引きこもろうとする人間嫌いの面と、
人の反応に敏感で、見捨てられ不安が強い面の両方を抱えているため、
対人関係も不安定なものになりやすい。
一人でいると不安で、人と仲良くしたいと思うけど、
親密になることで強いストレスを感じたり、
傷ついたりしてしまうという矛盾を抱えてしまいやすい。
そのため、疑い深くなりやすく、被害的認知に陥りやすい傾向にある。
:さらに、愛着の傷を引きずっている状態が続いているタイプの人は、
些細なきっかけでも不安定な状態がぶり返してしまう
「混乱型」(無秩序型)もいます。
(:境界型パーソナリティ障害などをご参照ください)
どうでしょうか?『あなたは「どの愛着スタイル」なのか解りましたか?』
対人関係や人生を生きる上で<理想は「安定型」に近つくと良い!>ということ。
:ですが、「完璧な安定型のタイプ」の人はほぼ居ないと、
言って良いくらい珍しいでしょうし、
それぞれのスタイルが、少しずつミックスされている状態なのですね。
アメリカのZ世代でブームになっているように
=まずは「アタッチメントスタイルを理解する」ことが大切だ!ということです。
・自分自身が、どの愛着スタイルの傾向が強いのか?を、
まずはあなたの傾向を理解すること。
:「あ、私はこういう傾向にあるタイプなので、
こう感じている状態の時に、気がつけて、こう注意しよう。」
となれたら良いですね。
・恋人やご夫婦さらに友人や職場など、対人関係の場合には、
そのお相手が、どの傾向の愛着スタイルなのかを、
知っておくと良いですね。
:その人の愛着スタイルがわかったら
「この人はこういう状態の時には、
こう注意を払ってあげると良いんだ。」
と理解しておくと、人間関係が不快にならずに済みますね。
・例えば、
「あ、この人は今不安に感じているから、
こんな行動や言動をしているんだな。」と
理解できると、
「だったら安心できるように寄り添ってあげよう。」とか、
「少し距離を置いて落ち着いてから話しかけてみようかな?」とか、
相手を思いやれるようになってきますよね。
さらには少しずつでもお互いに理解ができてくることによって、
もしそのどちらかが、またはどちらもが
「不安定型」を感じている関係だとしたら、
その相手の方の幼少期に感じた「不安定な愛着の絆」を、
愛着の対象であるあなたが、
相手の方の「安全基地」になれるように、
少し気長に寄り添いながら、
「理想の関係」を築くことが
できてきるようになれると良いですよね。
特に、ご夫婦関係や恋人関係はね❣️
:今回は「大人の愛着スタイル」を理解することを中心に書いてみました。
このブログを読まれた方で「私も愛着障害を感じてる」方もいますよね。
そして
・「理解するだけでは難しそう?」
・「克服する方法はないのか?」と、思われた方も居ると思います。
そして、
なかなか難しい方が多くいるのも事実です。
;そういう方は、『定期的なカウンセリング』を受けながら、
ご自身も、恋人として家族としても、
理解して寄り添いながら克服していくことをお勧めします。
『なんとなくでも理解が進みましたでしょうか?』
お役に立てたら幸いです。
:「どうやって克服したら良いの?」については、
次回以降に書かせていただきますね。
*理解しやすい本として*
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